形として見えないスランプと呼ばれるものの正体とそこからの脱出法


以下のことにこころあたりがないですか?

以前は難なくできていたことができなくなった。

順調に伸びていた技術が頭打ちになってしまった。

そんな状況は誰しも1度や2度は経験したことがあるでしょう。

年齢からくる衰えなのかそれとも他に原因があるのかわかりませんが

世間一般に「スランプ」と呼ばれます。

また厄介なもので、一度ハマるとなかなか抜けることが難しいものです。

なぜならそれを意識すればするほど深みにハマるという
悪循環のループに突入してしまうからです。

ここでは、その「スランプ」の正体と負のループを断ち切る
方法を明らかにします。

スランプに関する一般的な概念

スポーツのパフォーマンスや学業の成績あるいは営業成績が
下がったときに語られることが多く、これまで順調に上昇・維持
をしていた成長カーブが停滞している期間を指してこう呼びます。

【スランプ】slump

心身の調子が一時的に不振になっている状態。
実力が発揮できず、成績が一時的に落ち込んでいる状態。

 

たとえば今、野球の練習をしているとします。
時間と技能の習熟度とは単純な比例関係にはありません。

技術が一定のレベルまで達すると、同様に練習を続けても
一時的に成長が停滞する現象が発生します。

この停滞期間が「スランプ」または「壁」と呼ばれます。
スポーツ以外でも、何をしてもうまくいかない時期のことを
俗にスランプと呼んでいます。

しかし、発揮できるパフォーマンスには波があるのが普通です。
プロ野球の一流プレイヤーですら調子の好不調は避けられません。

ただ言えるのは一流と言われる選手ほど不調の時期が短いのです。

スランプと呼ばれる時期もあくまでも相対的な状態なのです。

スランプの正体は思い込みと勘違い

結論から書きます。

スランプとは「ただの言葉」です。
スランプとは自分の心が生んだ幻想です。

一般的には何をしてもうまくいかない停滞期を「スランプ」や
「壁」と呼んだりします。

しかし、そうしたものは自分の作りだした幻想に過ぎません。
幻想は自分の内面だけにあり、現実には存在しません。

多くの人は、そこに壁など無いのにもかかわらず自分で壁を
作り出しているのです。

スランプも限界も「自分の思い込みが作っているのです。

その自分で作り出した壁にブチ当たって苦しんでいるのは
例外なく「ひとつのことを一生懸命にやっている人」です。

だからこそ、スランプを感じている人はそう感じられる自分を
誇って欲しいと思います。

適当にやっている人は壁やスランプを感じることがありません。
そもそも、そんな高い意識レベルではやっていないのですから。

スランプから抜けられない当然の理由

スランプは自分の意識が「結果」にしか向いていないから
起きているだけです。

その「極端・未熟」なものの見方がスランプを作り出している
といえます。

そして「自分は今スランプなのだ」と何度も自分で自分に
言い聞かせる思考回路
により、間違った思い込みは強化され
いつまでもスランプから抜け出せなくなるのです。

これは心理学で「ハウリング効果」と呼ばれるものです。

マイクを使うときにスピーカーから「キーン」という高音ノイズが
出る現象を「ハウリング」といいます。

これはスピーカーから出た音がマイクに入り、その音が増幅されて
またスピーカーから出る、その音がまたマイクに入り…という
繰り返しにより生じる現象です。

人間の心にもこれと同じ現象が起きます。

いいですか?
本当はスランプなんていう事実はない。

勝手にそう思い込んで、自分で思い込みを強化しているだけです。
スランプとは負の自己暗示です。

意識を「過去」から「今」へシフトする

それでも「スランプだ」と感じたときにはそれをどう捉えて
どう行動すれば良いのかを以下に述べます。

好調時の自分を思い出してそれと比較したりすることはせず、
「今ここ」に意識を集中したうえで

“淡々と目の前のやるべきことをやっていくだけ”

イチロー選手、野村克也監督、王貞治氏らがスランプ対策として
同じことを話しています。

野球だけでなく学業、仕事でも同じことがいえます。

たとえスランプと感じる時期でも勉強自体はやめないで
自分の得意教科など比較的楽にやれることを続けることが
スランプという幻想を脱出する唯一の方法です。

仕事でも当たり前のことを当たり前に出来ているか。見直してみたり今一度初心に帰ることです。

スランプだからと何もせずに休んでいるのではなくあがいて、もがくことも必要です。

私ごとですが以前(若い時)は難なくできていたことができなくなった。

自分の納得できるパフォーマンスが出来ない。ことに真摯に向き合うことは野球だけにとどまらず、仕事、

はたまた人生経験に生かせると確信しています。

また、中学生からスランプ対処法を尋ねられたイチロー選手は
「対処しないことです。つらいけどそのままでやって下さい」
と答えています。

「どうすればいいかわからなくてつらくても、わからないまま
やり続けるしかない」

そういわれると、かなり厳しく感じるかもしれません。

しかしイチロー選手の伝えようとしたことは
つらくても苦しくてもそうした自分の感情とは関係なく、

『その状況において、やれる事をやれる範囲で
感情を介さずに淡々とこなしていく』

また、落合さんが監督を辞任された後にテレビの対談で、「思い通りになる人生なんてある訳がない。」

と言っていました。三冠王を三度も獲得した選手の言葉なので説得力があります。

ということではなかったでしょうか。
その状況でやれることとはつまり、少し源流に立ち返るということ。

今まで130kmの球で練習していたのなら100kmに落としてみる。
難易度Dの問題集を解いていたのなら、難易度Bの問題集にしてみる。
法人の新規開拓が難しいと感じるのなら個人のフォロー活動に徹する。

これが「スランプ」という幻想を突き抜ける、唯一にして最良の方法
だということは疑う余地もありません。

また、

年齢と共に瞬発力が落ちるので長距離ではなくダッシュを取り入れる。

通常よりも軽めのバットで素振りをする。

動体視力を強化する。

もしもスランプに陥ったと感じたときは、それに向き合わず対処せず
単なる「思い込み」なのだと知ってください。

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