脱力のススメ


みなさんも一度は監督、コーチなどの指導者に力を抜け!!リラックスしろ!ということ言われた記憶は1度や、2度ではないと思います。力を抜く(脱力)幼稚園児にも簡単に出来そうなことですがこれが意外と難しく出来ているようで出来ないものです。

投球に限らずスポーツ全般においての一番重要な事は脱力です。

投球に限りませんが、脱力は人間の動作では最も大事かつ難しいといえるものです。

ではなぜ脱力が大事か、という理由ですが、

これは、人間の能力に限界があることに由来しています。

人間には身体という物理的な限界があるのです。

この限界は目には見えませんし、測定することもできませんが、確かに存在します。

つまり、最大の力が100の身体では100以上の力は出せないということです。

(身体能力の向上に限界があるという意味ではありません。トレーニングによって身体の限界を引き上げることができるからです。そしてどこまで引き上げることができるからはわかりません。つまり、「身体能力の向上」は今のところ、「無限」ということになります。)

誤解をされてはいけないので、言葉を注意深く選んでお伝えしています。

身体における出力には限界があるということをまずしっかり理解してください。

脱力とは筋肉がどういう状態にあるときでしょうか?

 

脳は筋肉に2つの命令しか出せません。

「縮む」か、「何もしない」かです。

脱力とは筋肉がフリーな状脱力とは筋肉がどういう状態にあるときでしょうか?脳は筋肉に2つの命令しか出せません。 「縮む」か、「何もしない」かです。

心臓や内臓を除く骨格筋は、すべてこの2つの指令で動いています。

脱力とは、この2つのうちの「何もしない」状態のことを指します。

筋肉がフリーな状態ということです。

ここでもうひとつ重要なことは、筋肉は伸びることができないということです。

筋肉は身体の指令で伸びることができないので、何か外部の力によって伸ばされるしかないのです。

ストレッチは、自分の身体のほかの部位の力や、他の誰かの力で行っていますね。

そしてこの伸ばされるときにも、筋肉はフリーでなくてはならないのです。

●筋肉が最もスピードを発揮できるのは脱力後の収縮

さて、筋肉が最もスピードを発揮できるのはどういうときでしょうか。

さて、筋肉が最もスピードを発揮できるのはどういうときでしょうか。

手首のスナップを例に考えてみます。

手首を前後に振ってみてください。

まずは手首全体に力を入れながら振ってみてください。

次に、なるべく力を抜いて振ってみてください。

どちらが早く手を振れましたか?

圧倒的に、力を抜いたほうが早かったと思います。

これは手首だけではありません。全身に共通した仕組みなのです。

脱力がスピードを生むのには、筋伸張反射というカラクリがあります。

筋伸張反射とは、筋肉が伸ばされたときに一瞬で縮もうとする身体の反射のことです。

この反射は、自分の意思で筋肉に力を入れたときの数倍の力で筋肉が収縮するため、スピードが非常に速いのです。

ジャンプする前にしゃがむ動作がありますが、あれも筋伸張反射を使った運動です。

しゃがむことによって、ふともも、ふくらはぎ、足の裏といった筋肉を伸ばして筋伸張反射で一気に収縮させています。

ここで手軽に実践できる脱力(リラックス)法をご紹介します

筋弛緩法

筋弛緩法は医療場面でも用いられているリラクセーションの方法です。やり方は単純ですが,簡単に効果を得ることができます。本当は細かい手続きがあるのですが,簡単なやり方だけを紹介しておきます。

筋弛緩法のコツは,自分で筋肉を緊張-弛緩させることにあります。要するに1度自分で緊張状態を作り出し力を入れて緩めるという手順をとるということです。

簡単な流れを紹介すると,まず

・利き手の拳を,爪をたてないように全力で握ってください。そして,握った拳に意識を集中してください。
(この時,自分が緊張している感覚をつかんでください)

・握っている時間は20~30秒くらいで,それ以上持続が可能であれば限界まで握ってください。

・拳を握っている間は,息を細くして吐き続けるようにしてください
(血圧の急激な上昇を幾分抑えることができます)

・限界が来たら握るのをやめてください,すると手のひらの筋肉が緩みます。
その筋肉が緩んだところにも意識を集中させてリラックスしている感覚をつかみます。

どうでしょうか。来院された患者さんに実際にやってもらいましたがみなさん効果を実感されました。

 

 

 

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