野球経験者なら1度は聞いたことがあるゼロ・ポジション


野球経験者なら1度は聞いたことがある方も多いと思います。

ゼロポジション(Zero Position)とは1961年にインドの整形外科医であるSaha.A.Kによって発見された、腕を脱臼や骨折などをしてしまった患者にあまり資金や手間(手術)をかけずに治療するために見つけた肢位の事である。定義は、肩甲骨の棘突起と上腕骨の長軸が一致し、肩周辺の筋収縮力が均等になり、自発的な筋力発揮では回旋運動が不可能になるポジショニングの事である。

強肩の選手は無意識のうちにこのポジションで腕を振っています。イチロー選手、メジャーで実績抜群だったランディ・ジョンソン選手などが代表的な例として挙げられます。

もう少しわかりやすく説明すると「1番力強く腕を降る事の出来る位置」という言葉に置き換えることが出来ます。

位置の目安としては掌を後頭部に当てて腕を伸ばした位置です。

ゼロポジションでは、肩の周りの筋肉が最も緊張の少ない状態となります。

筋伸張反射を使う条件は、筋肉の脱力からの伸張でした。筋伸張反射を使う投球や、バレーのサーブ、テニスやバドミントンでは、腕の加速中は最も脱力できるゼロポジションがベストな位置となるのです。

ゼロポジションは怪我防止の観点からも有効です。

野球肩で来院される患者さんの多くはゼロポジションの位置から外れています。

腕の加速中~停止までは莫大な負荷がかかるため、ゼロポジションから外れた位置だと一部の筋肉に負荷が集中してしまうためです。

また、腕のスピードも出にくくなるので無理やりスピードを出そうとして、怪我につながります。

 

☆投球中のゼロ・ポジション

では、具体的に投球中にどうやってゼロポジションにもっていくのでしょうか。

人間の場合、通常時には腕がぶら下がっていて、ゼロポジションから外れています。

ここから、ゼロポジションにもっていくのはテイクバック時です。

腕を引いていって肩の高さまでひじがあがっていき、ゼロポジションに納まります。

そこから投げ終わるまではゼロポジションは維持です。

さて、テイクバック時にも注意点があります。

それは、力を入れないということです。

テイクバック時に力を入れてしまっては、その後のリリースまで力が抜けきらず、完全な脱力は期待できないのです。

それでは球速も望めないことになります。

理想のテイクバックとは・・

「腕を肩の力で引き上げるのではなく、腕をぶら下げながら、身体の揺らしと身体の角度で自然に引き上げる」ということになります。

村田兆治という投手をご存知でしょうか?

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この人のマサカリ投法は一般人には真似できないとよくいわれますが、実はかなり理にかなった部分もあります。

特に、肩から腕をだらんと下げてからひじが上がるまでの動きは、脱力を実現する上で理想的な動きといえます。

ここまで極端に動かなくてもいいですが、こういう”感じ”が理想のテイクバックということになります。

なので、グラブを胸の前で構えるセットポジションから力で持っていくテイクバックはできれば避けたいやり方です。

ゼロポジションは、腕の勢いが完全に終わるまでキープします。

腕を振りすぎてゼロポジションから外れてしまうのは怪我の原因となるので気をつけましょう。

 

 

投球中のゼロポジショでは、具体的に投球中にどうやってゼロポジションにもっていくのでしょうか人間の場合、通常時には腕がぶら下がっていて、ゼロポジションから外れています。

 

 

 

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